03 NAVITIME Travelプロジェクト 旅行計画も予約もワンストップで

一番行きたい場所を中心に、近隣の行きたい場所をドラッグ&ドロップするだけで
一日の旅程が完成。しかも、航空券やホテルの予約もできる。
満を持してリリースした“NAVITIME Travel”の開発エピソードを紹介します。

  • Kosuke

    2012年 新卒入社
    理学研究科 化学専攻修了

  • Shota

    2014年 新卒入社
    理工学部 情報科学科卒

ナビタイムジャパンが旅行業に進出。
その第一歩を担った若手社員たち。

Miho:当社はこれまで、出発地から目的地までの経路探索を中心としたサービスを提供してきましたが、さらにその先にある「旅行の手配(航空券やホテルの予約・購入)」を事業化するには至っていませんでした。そして2015年秋、「さまざまな交通機関やホテルなどの事業者と提携し、旅行の行動計画から手配までシームレスなサービスを提供できないだろうか」という意見が社内で上がり、その半年後に正式なプロジェクトが発足しました。

Takatoshi:新しいサービスの開発に一から携わることができる。エンジニアにとって、これほど刺激的なことはありません。当社の強みを生かすことで、従来の旅行サイトにはない「ナビタイムジャパンらしさ」を打ち出すことができると思いました。プロジェクト

Takatoshi:新しいサービスの開発に一から携わることができる。エンジニアにとって、これほど刺激的なことはありません。当社の強みを生かすことで、従来の旅行サイトにはない「ナビタイムジャパンらしさ」を打ち出すことができると思いました。プロジェクトの動きは非常にスピーディで、“NAVITIME Travel”リリースの前に、まずは旅行プランニング機能を“PC-NAVITIME”に追加することに。旅行プランニング機能とは、行きたいスポットをドラッグ&ドロップで選択し、旅行プランを作成するというものです。経路探索により移動時間を算出し、自動的にスケジュールに組み込んでいくことで、その日の旅行プランをドアtoドアで作成することができます。画期的なサービスですが、当時はとにかく十分な時間がなく、2016年5月末のリリースを予定するなかで開発に使えた期間は実質3か月もありませんでした。

の動きは非常にスピーディで、“NAVITIME Travel”リリースの前に、まずは旅行プランニング機能を“PC-NAVITIME”に追加することに。旅行プランニング機能とは、行きたいスポットをドラッグ&ドロップで選択し、旅行プランを作成するというものです。経路探索により移動時間を算出し、自動的にスケジュールに組み込んでいくことで、その日の旅行プランをドアtoドアで作成することができます。画期的なサービスですが、当時はとにかく十分な時間がなく、2016年5月末のリリースを予定するなかで開発に使えた期間は実質3か月もありませんでした。

Miho:私は企画営業という立場から提携先企業との交渉を担当したほか、サイトのコンセプトや機能、画面構成などをメンバーと一緒に考えていきました。また、開発にあたっては、事前調査を実施。ユーザーの声はもちろん、社内でもアンケート調査を行い、旅行の計画や手配に関する具体的なニーズを把握していきました。これにより、多くのユーザーが、旅行前に旅先で出かけたい場所を検討し

Miho:私は企画営業という立場から提携先企業との交渉を担当したほか、サイトのコンセプトや機能、画面構成などをメンバーと一緒に考えていきました。また、開発にあたっては、事前調査を実施。ユーザーの声はもちろん、社内でもアンケート調査を行い、旅行の計画や手配に関する具体的なニーズを把握していきました。これにより、多くのユーザーが、旅行前に旅先で出かけたい場所を検討していることがわかり、旅行プランニング機能がそうしたニーズに応えるに足る新サービスとして、いよいよ現実味を帯びていったというわけです。そして、この調査結果をもとにプロジェクト会議を実施。旅行プランニング機能のデザインや各種機能をさらに検討していきました。

ていることがわかり、旅行プランニング機能がそうしたニーズに応えるに足る新サービスとして、いよいよ現実味を帯びていったというわけです。そして、この調査結果をもとにプロジェクト会議を実施。旅行プランニング機能のデザインや各種機能をさらに検討していきました。

Takatoshi:幾度となくミーティングを行って、細かな機能単位でブレイクダウンをしていき、使いやすさを徹底的に検討していきました。最初は順調に進んでいたのですが、途中で問題が浮上し、急

Takatoshi:幾度となくミーティングを行って、細かな機能単位でブレイクダウンをしていき、使いやすさを徹底的に検討していきました。最初は順調に進んでいたのですが、途中で問題が浮上し、急きょ、機能を追加。というのも、当初、5月末にリリースする機能には、プランニングを作成する地図画面に「スポット検索」を入れていませんでした。つまり、手前の画面で行きたいスポットをあらかじめ登録し、地図画面に進んでからそれぞれのスポットを使ってプランをつくるというものでした。しかし、「プランをつくりながら他のスポットを探したくなったとき、どうやって探せばいいのだろう」という疑問が出てきて。そこで、スポット検索の機能を地図画面に追加し、晴れて5月末、旅行プランニング機能のリリースを迎えました。

きょ、機能を追加。というのも、当初、5月末にリリースする機能には、プランニングを作成する地図画面に「スポット検索」を入れていませんでした。つまり、手前の画面で行きたいスポットをあらかじめ登録し、地図画面に進んでからそれぞれのスポットを使ってプランをつくるというものでした。しかし、「プランをつくりながら他のスポットを探したくなったとき、どうやって探せばいいのだろう」という疑問が出てきて。そこで、スポット検索の機能を地図画面に追加し、晴れて5月末、旅行プランニング機能のリリースを迎えました。

世界中のユーザーに、
NAVITIME Travelを——。

Miho:5月末のリリース後、NAVITIME Travelの正式リリースに向けて動き出しました。すぐにでも開発に入りたかったのですが、なかなか先に進まない。Takatoshiさんがベースとなる機能のアイデアを出してくれても、旅行に対するイメージは十人十色。家族と一緒に旅行する人もいれば、若いカップルもいます。本当にいろいろな意見が出てきて、集約ができなくなってしまったんです。そこで、いったん意見を出し切ってみました。そこから、アイデア一つひとつを検討し、本当に必要かどうかを判断し、サイトのイメージを固めていきました。

Takatoshi:たしか、7月いっぱいまで議論が続きましたよね。メンバーの意見を集約・整理し、必要に応じて他部署に協力を仰いで

Takatoshi:たしか、7月いっぱいまで議論が続きましたよね。メンバーの意見を集約・整理し、必要に応じて他部署に協力を仰いで仕様を検討。本格的に開発をスタートしたのは8月に入っていたように記憶しています。しかし、実際に開発を進めると技術的に難しい機能もあり、遅々として進まないこともありました。新サービスの開発に携わるプレッシャーもありましたが、同時に「ここまで頑張ってきたのだから」という自信もあった。それは、一切妥協せず、とことんメンバーと議論を交わしたからこその自信です。

仕様を検討。本格的に開発をスタートしたのは8月に入っていたように記憶しています。しかし、実際に開発を進めると技術的に難しい機能もあり、遅々として進まないこともありました。新サービスの開発に携わるプレッシャーもありましたが、同時に「ここまで頑張ってきたのだから」という自信もあった。それは、一切妥協せず、とことんメンバーと議論を交わしたからこその自信です。

Miho:実は正式なリリースの2週間前、「ツーリズムEXPOジャパン2016」に出展し、NAVITIME Travelを一足早くお披露目したんです。予想以上に反響が大きく、驚くとともに非常に嬉しく感じました。その時に旅行会社やユーザーからいただいた意見を持ち帰って、残りの2週間を使ってさらに機能をブラッシュアップしていきました。

Takatoshi:こうしてリリースを迎えたのですが、もちろんリリース後も開発・運用は続きます。「より多くのユーザーに使ってもら

Takatoshi:こうしてリリースを迎えたのですが、もちろんリリース後も開発・運用は続きます。「より多くのユーザーに使ってもらうには」、「サイトをさらに便利にするには」という視点からサイトを見直していき、機能追加や改善などを日々行っています。12月には、訪日外国人の方々にも使っていただけるよう旅行プランニング機能の英語版をリリースしました。

うには」、「サイトをさらに便利にするには」という視点からサイトを見直していき、機能追加や改善などを日々行っています。12月には、訪日外国人の方々にも使っていただけるよう旅行プランニング機能の英語版をリリースしました。

Miho:NAVITIME Travelは旅行プランニング機能で旅行の計画を立てられるほか、飛行機やホテルの予約・購入などもできます。現在、国内旅行は飛行機とホテルのセットプランのみを扱っていますが、今後はこれを新幹線や高速バスなど、あらゆる移動手段に拡張していきたいですね。移動手段に関係なく、最適な経路を提示でき

Miho:NAVITIME Travelは旅行プランニング機能で旅行の計画を立てられるほか、飛行機やホテルの予約・購入などもできます。現在、国内旅行は飛行機とホテルのセットプランのみを扱っていますが、今後はこれを新幹線や高速バスなど、あらゆる移動手段に拡張していきたいですね。移動手段に関係なく、最適な経路を提示できるのが“NAVITIME”の強みですから、この強みを生かして、ユーザーにとって最適かつ快適な旅行をサポートしていけたらと願っています。

るのが“NAVITIME”の強みですから、この強みを生かして、ユーザーにとって最適かつ快適な旅行をサポートしていけたらと願っています。

Takatoshi:まずは旅行プランニング機能をさらに使いやすくしていくことが、当面の目標です。NAVITIME Travelを、ゆくゆくは当社を代表するサービスに育て上げていきたいですね。当社が持つ経路探索の技術はまさに唯一無二、他社にはないものです。NAVITIME Travelに限らず、この技術を使って新しいサービスを積極的に打ち出していきたいですね。

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