02 交通コンサルティングプロジェクト 全国の移動データを地方創生の起爆剤に

日本全国のナビタイムユーザーはどのように移動しているのか——
当社が誇る“交通ビッグデータ”を加工・提供し、法人のお客様が抱える課題を解決に導く
「交通コンサルティング事業」を紹介します。

  • Kosuke

    2014年 新卒入社
    生命理工学研究科 生命情報専攻修了

  • Shota

    2014年 中途入社
    教育学部 総合教育科学科卒

ナビタイムジャパンの資産でもある
交通ビッグデータの未来を切り拓く。

Naoki:当社の独自技術“トータルナビゲーション”が誕生したのは、今から20年近く前。出発地と目的地を入力すれば最適なルートが割り出されるというこの画期的サービスは、多くのユーザーの効率的な移動に貢献してきたと同時に、ユーザーの移動に関するさまざまなデータを蓄積してきました。そして、このデータは社内のみならず社外でも活用できるのではないか、とのアイデアが出たのが2012年。営業1名、開発1名による少数精鋭の小さなプロジェクトから始動し、現在は交通業界や土木業界をはじめとする、幅広い法人顧客にデータを提供するまでになりました。

Yu:2013年には、早くも事業部に昇格しましたよね。私たちの入社が2014年ですから、事業部化の1年後のことですね。当時はどの

Yu:2013年には、早くも事業部に昇格しましたよね。私たちの入社が2014年ですから、事業部化の1年後のことですね。当時はどのような状況だったのですか。

ような状況だったのですか。

Naoki:このサービスは、当初は特に交通業界のお客様からの評価が高かったですね。たとえば、高速道路が通る前後の交通量や経路の変化などを、当社のビッグデータで検証していました。

Yu:私はデータサイエンティストとして事業部に参加し、以来、官公庁向け案件から一般法人向け案件まで、幅広くデータ分析を手がけてきました。たとえば、特定の交差点の通過速度を抽出・加工して提供したデータがどんなところで役立つかといえば、道路建設の際の意思決定に活用されています。データサイエンティストはデータを用いてお客様のニーズをどのように満たせるかを考え、分析を行っていくのですが、新しい分析ツールなどを導入して計算速度を高め、より多くの価値を提供できるようにすることも大切な仕事の一つです。

Naoki:私が参加してから大きく変化したのは、観光分野での活用が加わったこと。国の施策もあって訪日外国人が急増し、インバウンド需要が一気に高まってきた時期でしたが、実は、観光業界のお客様は訪日外国人の移動傾向を把握できずにいたのです。私たちはそこにビジネスチャンスがあると考え、観光業界に焦点を当てました。

インバウンド需要を可視化し、
自治体の訪日観光客誘致に。

Yu:特に2015年に始まった経済産業省の「地域経済分析システム(以下、RESAS)」へのデータ提供は、交通コンサルティング事業の観光分野が大きく成長するターニングポイントになりましたよね。ところで、そもそもどんな経緯で当社がRESASプロジェクトに参画することになったのですか。

Naoki:RESASは、「自治体がビッグデータを分析して地域戦略を立てる」という新しい発想に基づいています。当社はRESASの事業を請け負ったシンクタンクから声をかけていただいたことから、プロジェクトに参加しました。官公庁や民間企業が所有するデータをRESASに集約させるため、当社の“インバウンドGPSデータ”と“経路探索条件データ”を提供。前者は“NAVITIME for Japan

Naoki:RESASは、「自治体がビッグデータを分析して地域戦略を立てる」という新しい発想に基づいています。当社はRESASの事業を請け負ったシンクタンクから声をかけていただいたことから、プロジェクトに参加しました。官公庁や民間企業が所有するデータをRESASに集約させるため、当社の“インバウンドGPSデータ”と“経路探索条件データ”を提供。前者は“NAVITIME for Japan Travel”を利用する訪日外国人の移動実績データを、後者は当社の経路検索サービスを使ったユーザーの検索履歴を基に導いた移動需要データを加工したもの。出発地と目的地のランキング表示などもできるため、特定の地域への訪問者の具体的な動向や特定エリア内の周遊状況などを把握することができます。

Travel”を利用する訪日外国人の移動実績データを、後者は当社の経路探索サービスを使ったユーザーの検索履歴を基に導いた移動需要データを加工したもの。出発地と目的地のランキング表示などもできるため、特定の地域への訪問者の具体的な動向や特定エリア内の周遊状況などを把握することができます。

Yu:データは生き物ですから、定期的に更新していく必要がありますよね。私は2016年度のデータ更新業務に携わりましたが、これにより経年でのデータの変化も閲覧できるようになりました。RESASで情報を検索した自治体や民間企業がさまざまな施策の意思決定に使ってくださると思うと、非常に意義の大きな取り組みだと実感しています。個人的には、RESASの一番の功績は「誰でも自由に活用できるようにしたこと」にあると思います。そのため、あらゆる人々が活用する可能性を常に意識してデータ加工を行っています。

Naoki:RESASに限らず、私たちは常に「当社がどのようなデータを収集できているか」を把握し、「新しいデータのラインナップを増やす必要性」を考えています。そして、各種データに対してどのような加工をすれば、さまざまな施策の意思決定に使っていただけるのかを、日々社内で検討しています。多くの方々に当社の交通コンサルティング事業を知っていただくための取り組みも進めており、交通ビッグデータをテーマにした講演を行っているほか、学会でも論文発表を行っています。

Yu:今までは顧客の意思決定のために当社の交通ビッグデータを提供してきましたが、今後は「データの大衆化」を進めていきたいとも考えています。たとえば、ラッシュ時の混雑予報サービスなどは、多くのユーザーが求めている情報だと思います。この日、この時間、この駅がどのくらい混雑するのか。精度の高い情報をリアル

タイムに提供できるようなサービスにつなげていきたいですね。一方で、データ分析をより快適に行えるよう、データ分析の基盤づくりにも引き続き力を入れていくつもりです。

Naoki:交通コンサルティング事業は「世の中にないモノを生み出して、新しい価値にしていくこと」を活動の目標としています。この目標を達成するには何よりもプロジェクトメンバー一人ひとりが、自らの仕事を楽しむことが大切だと考えています。そのため、プロジェクトマネージャーとして開発環境を整備していきたいと考えています。その上で、Yuさんが言ってくれたように、当社の交通ビッグデータをより多くのユーザーに直接届けられるようなサービスを生み出していきたいですね。国内でそうした実績を積み上げていき、いつかは海外での交通コンサルティングにも挑戦できたらと願っています。

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